カレーとならづけ

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フラスタを作った話

5thライブにてフラスタを久保ユリカさんに贈りました。

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明らかに異様な空気を醸し出していました。

 

今回はこのフラスタができるまでの話をしていきたいと思います。

結構おもしろかったんですよ。

 

第一章 イメージは突然

 

 

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正月にこんなイメージとフラスタを贈りたいという気持ちが舞い降りてきました。

なのでとりあえずラフにしてTwitterで「やりたいなあ」とだけ呟きました。

まあ自分にはそんな行動力もないので、やりたいという気持ちだけで終わると思っていました。

しかし、そんな僕に透明金魚さんは

「ご飯の部分が胃袋になるなら手伝います。やりましょう」

と声をかけてくれました。

僕にとってそれは「やりたい気持ちがあるならやった方がいい」と花陽の背中を押した凛と真姫のようでした。

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そしてこうなりました

純粋に禍々しさが倍増したような感じがしました。

早速金魚さんに見せたところ金魚さん

「僕の理想に限りなく近いです。これで造りましょう」

こうして僕達のフラスタ造りがスタートしました。

 

第二章 花屋との出会い

 

というわけで金魚さんが早速お花屋さんにメールを送りまくってくれました。

しかし正月ということもありメールはなかなか帰ってこず、1番はじめに来た花屋さんからは「作りたくねえし作っても5万以上するぞ」と言われて心が折れそうでした。

しかしそんな中ひとつの花屋さんがものすごくやる気に満ち溢れたメールを返してくれました。

「こんなフラスタ見たことがありません。他何社にも見積もりをお願いしているとのことですが、うちの予約がいっぱいになる前にうちに決めていただきたい。是非作らせてくれ」

と、丁寧に見積もりと一緒にコメントをくれました。

見積もりも3万くらいとお安め。

僕たちはここの花屋さんに決めました。

 

第三章 花屋のやる気がフルスロットル

 

花屋さんはものすごく丁寧にプランを3つほど提示してくれました。

 

プランA 全てお花にする。

35k。美しいけど重くなりすぎて、破損の恐れが高くオススメはしないとのこと。

 

プランB 胃袋をお花にする。ご飯はパネル。

30k。重さもそれなりで、ご飯をパネルにすることで、ご飯が分かりやすくなり、限りなく理想に近い形になるとのこと。重さも普通くらい。

 

プランC 胃袋もご飯もパネル。周りをお花で盛り上げる。

25k。軽くお値段も手頃。しかし、理想の形とは程遠くなるけれど豪華さは増すとのこと。

 

とりあえず僕たちはBかCで行こうと考え、とりあえず一応Cの完成予定図も考えとこうと、考えてみました。

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あれ?めっちゃ普通のフラスタじゃね?

 

さらにお花屋さんから深夜にメールが到着。

 

「ふと、考えてみたんですが、ラブライブ!というアニメのライブに送るということなのですが、よりアニメ的なプランBを贈るのがいいと思うんですよ」

 

深夜にふと思ったんですがってなんだよ。仕事が終わってもこのフラスタのことを考えてくれているという事態に思わず笑ってしまいました。

そして、花屋さんの熱いB推しもあり、Bで決定

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これができるわけです。

で、これをみせたところ

 

花屋「これに鹿のフィギュアを添えてもよろしいですか?また、布の生地の模様を鹿にしたいとの要望でしたが、鹿の生地の布はありませんでした。しかし、探してきます

 

そのガッツはどこから来るんだろう。僕達よりも花屋さんの方が何倍もやる気に満ちているように感じました。

 

第四章 こけしがねえ

 

こけしなんて東急ハンズに売ってるだろ。僕はそう思っていたのですが、いざ行ってみると売ってませんでした。

はにわと土偶とサボテンはあってもこけしはねえ。なぜだ。

 

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そして買ってきたのがこちら。

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これをこうして

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こうじゃ!

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オラァ!!

着色はアクリル絵の具でやりました。

こんなの小学生以来でした。

 

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そして彼らは三重県から埼玉へと輸送されるのでした。いってらっしゃい。また会おうな。

こんなに再会が楽しみなお別れは初めてでした。

 

第五章 宣戦布告

 

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久保ユリカさんの接近イベントがありました。

なにを話そうか考えた時に真っ先に思い浮かんだのがこのフラスタでした。

しかし、同時に「サプライズみたいなものなのに言っちゃっていいのか?」という考えになります。

うーん…と悩みに悩んだ結果ある答えにたどり着きました

 

全貌は言わずに「前例のない特殊なフラスタを作っている」とだけ伝えれば当日までワクワクしてもらえるんじゃないか?

 

しかし結果

「え?なにそのフラスタ?えっえっ、こわーい!!!」

 

恐怖心を植え付けてしまいました。

 

第六章 集まれオタクー!

 

色々込みで4万円近く。僕もお金があまりなく、出資者を募ることにしました。

一口2500円で、高い代わりに久保さんへのメッセージを川柳にしてフラスタに設置するというものでした。

冷静にみたらイミワカンナイ条件です。

それなのに30分足らずで12人、定員が集まりました。

 

なんだよお前ら!散々頭おかしいフラスタ!とか言っときながら大好きじゃねえかよ!ありがとうございます!!!!

 

そんなわけで、みなさんの川柳も集まりました。

みなさん川柳ということで、ひねってます。さらにハガキ職人のかたが多いのでキレもあります。

そんななかで僕の作品がこちら

 

生きてるの あなたのおかげ ありがとう

 

あまりにもド直球です。捻りもクソもねえ。その姿はまるで、みんながキレッキレのフォークで球を落としている中、一人だけ180k/hの豪速球を投げる黒人投手のようでした。

 

第七章 また会ったね。

1月31日。さいたまスーパーアリーナ。Aゲートを入ってすぐのところに彼女らはいました。

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入り口から3つめってなんやねん。

 

しかもまあ目立つ目立つ。目立つもんだから待ち合わせ場所にされてました。

久保さんに寄り添ってる鹿のフィギュア、可愛いです。ありがとう花屋さん。

 

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見つけてくれてありがとう花屋さん。

ちゃんと鹿の模様でした。

 金魚さんと記念撮影したりして楽しかったです。

あと、いろんな人が写真をバシャバシャ撮ってました。

ありがたやありがたや。

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ちなみに没になったプランCの花陽ちゃんはこんなところで再利用されました。

 

最終章 みんなにありがとう

 

僕1人じゃこんなふうに形にすることはできませんでした。

まず最初に腕を引っ張って一緒に走ってくれた金魚さん、そして僕達2人よりも張り切りまくってた花屋さん、そして集まってくれたみなさん、ネジを作ってくれた職人さん。

本当にありがとうございました!

 

すごく楽しかったのでまた機会があれば、フラスタを贈りたいと思います。その時はまた宜しくおねがいしますね!

 

あと、造っている最中、何回か

「お前祝う気ねえだろ」

と言われましたが確かに今冷静に考えたら祝う気は薄かったかもしれません。

しかし、目立ちたかったとかそういう気持ちではありません。

 

 生きてるの あなたのおかげ ありがとう

 

やっぱり久保さんにありがとうを形にして伝えたかったんです。

お祝いというよりは僕個人としては感謝の気持ちのほうが多かったみたいですね。

こうして文章にして、ようやく気付きました。

ありがとう、久保ユリカさん。